家づくりをはじめる人のためのワークショップ
「模型で考える 土地から間取りまで」
5月~6月まで全4回
家づくりをはじめる人のためのワークショップ「模型で考える 土地から間取りまで」は、これから家づくりをはじめる人向けに、土地の長所を生かした住宅配置や部屋の間取り、家具のレイアウトなどの実践的な視点を模型を使いながら建築家から学ぶ、建築倉庫オリジナルプログラムです。
建築模型は、実物大の建物を小さなスケールで再現し、全体像や空間の配置を直感的に理解するための重要なツールです。平面図や文字情報だけでは捉えきれない、建物と環境との関係や空間性を感じ取り、設計の意思疎通を深める役割も担います。この特性を活用して、家づくりに必要な視点や知識を、模型を使いながら体験的に理解することができます。
講師は建築家・田中正洋氏と、建築倉庫ディレクターであり建築家の近藤以久恵が担当し、家づくりに不可欠な視点や知識を、模型を使いながらレクチャーします。
全4回のワークショップを通して、土地の長所を生かした住宅配置や、窓の開け方、間取りから家具のレイアウトまで、具体的なテーマを掘り下げます。さらに、家づくりに必要な土地の制約条件や建築基準法などの専門知識も学びます。
建築倉庫に保管されている住宅の模型を鑑賞し、多様な住空間に触れることもできます。
家づくりを考えている方々へ、理想の住まいを実現するための学びを、模型をつかって分かりやすく提供します。
▷ワークショップ プログラム内容
*2025年5月〜6月まで全4回のプログラムを通してご参加いただきます。
第1回|2025年5月10日(土)13:30 – 16:45
「模型で考える!土地の制約条件」
土地には、建築基準法や隣の建物との関係など、さまざまな条件があります。模型を使い、敷地に関わる制限を視覚的に捉えながら、土地の制約条件について学びます。
第2回|2025年5月24日(土)13:30 – 16:45
「模型で考える!土地のポテンシャル」
土地には、それぞれの長所があります。周囲の環境との関係に目を向け、模型に手すりやバルコニー、庭、窓などを配置しながら、土地の長所を最大限に引き出す方法を学びます。
第3回|2025年6月7日(土)13:30 – 16:45
「模型で考える!自由な間取り」
リビングや寝室といった、部屋の機能に応じて平面図で間取りを考えるのではなく、模型を用いて立体的に間取りを考えることに取り組みます。普段意識していなかった空間の豊かさや可能性を発見し、より自由に住空間をイメージすることができます。
第4回|2025年6月21日(土)13:30 – 16:45
「模型で考える!部屋の使い方」
机や椅子、ベッド、キッチンといった家具や設備、人などを住宅の模型のなかに配置し、スケール感をつかみながら、ライフスタイルに合った部屋の使い方を考えます。
▷講師プロフィール
■ 田中正洋(たなか まさひろ)氏
行為資源開発一級建築士事務所代表。RENO OIL WORKSHOP COMMUNICATIONSのメンバーとして身の回りの素材を塗料にする活動も行う。昨年より建築倉庫チームと一緒に建築模型ワークショップを企画&開催。日本工業大学・桑沢デザイン研究所非常勤講師、東京工業大学大学院修了。
<田中氏コメント>
サッカーでも野球でも、ルールや戦術が分からなければスポーツ観戦は十分に楽しめません。家づくりも同じです。設計は設計者が行うにしても、それらは分かっていた方が楽しめます。家づくりの場合、ルールや戦術に該当するものには、建築の法律、土地の読み方、限られた気積の活かし方などがあります。それらを深く理解するのは難しいですが、建築模型を使えば、その勘所に少しだけ触れることならできます。それが有るのと無いのとでは、設計の楽しさや提案された計画の理解度は大きく変わってきます。このワークショップを通してみなさんの家づくりの楽しさが倍増したら嬉しいです。
■ 近藤以久恵(こんどう いくえ)
2018年より建築倉庫ミュージアム副館長、2020年WHAT MUSEUM 建築倉庫ディレクターとして、2024年開催の企画展「感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで -」をはじめ、「ガウディをはかる-GAUDI QUEST-」(2019年)、「構造展-構造家のデザインと思考-」(2019年)、「謳う建築」(2020年)、「建築模型展」(2022年)など展覧会の企画キュレーションを行う。近藤以久恵建築事務所主宰。建築設計と並行して、建築領域の可能性を拓く学びの場に携わる。
<近藤コメント>
家づくりをはじめようとしているみなさま、どんな土地が良いのか?その土地にはどのような大きさの住宅がたてられるのか?わからないことが多いですよね。大切なご家族の家づくり、ご自身で納得しながら、進めていきたいと思われているのではないでしょうか?このワークショップは、土地の長所を生かした住宅配置や家の規模感、窓のあけ方、間取りから家具の配置まで、模型を使って学び体験できる、本格ワークショップです。模型をつかうことで、より分かりやすく立体的に理解しながら、ご家族の理想にあった住まいをつくるヒントを掴むことができます。
【開催概要】
家づくりをはじめる人のための建築模型ワークショップ 「模型で考える 土地から間取りまで」
開催日(全4回)
第1回 2025年5月10日(土)
第2回 2025年5月24日(土)
第3回 2025年6月7日(土)
第4回 2025年6月21日(土)
開催時間:各回13:30~16:45(予定)
募集人数:10組 ※先着順
参加費:36,000円(税込)
会場:WHAT MUSEUM 建築倉庫(〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
※参加者の制作状況により活動時間を多少延長する場合がございます。予めご了承ください。
※全4回の開催を予定しております。各回単体のお申し込みは受け付けておりません。
※購入後のキャンセルは原則受け付けておりません。
※ワークショップへの参加は購入者に限ります。第三者への譲渡はご遠慮ください。
※個人の家づくりを目的としない同業者の方の視察目的でのご参加はご遠慮ください。
▷ お申し込み方法
2025年2月10日(月)12:00よりWHAT MUSEUM チケットページにて販売開始予定!
※詳細はお申し込み後、チケット購入時にご登録いただいたメールアドレスに追ってご案内をお送りさせていただきます。
【Q&A】
Q. ワークショップに参加するにあたり、用意するものはありますか?
A. 必要材料や備品はこちらで用意いたします。メモが取れるものと筆記用具をご持参ください。
※カッターを使用する回がございます。使い慣れているものが良い方はご持参ください。
Q. 模型をつくったことがなくても大丈夫ですか?
A. もちろん大丈夫です。ひとつの住宅模型をつくるワークショップではなく、各回テーマにあわせてこちらで用意した模型を使って学んでいただきます。
Q. すべての回に参加できなくても大丈夫ですか?
A. 各回異なるテーマで学んでいただくため、出来る限り参加を推奨しております。(ご欠席された場合は個別の開催などは予定しておりませんので、あらかじめご了承ください)
Q. 欠席した場合や途中で続けられなくなった場合、参加費は返金されますか?
A. お申込み後のご返金は原則として受け付けておりません。
Q. 夫婦やパートナー、小さな子どもを連れての参加は可能ですか?
A. 参加費は1組2名までの料金になります。ご夫婦やパートナーとペアでご参加いただくことも可能です。2名でご参加の場合には、お二人でひとり分の材料をお配りしますので、一緒に作業を行なっていただきます。
小さなお子さまとご一緒に参加いただく場合は、保護者の方がお子さまを見ながら参加していただく形になります。事前にお問い合わせ先までご相談ください。
Q. 実際にすでに所有している自分の敷地や家などで具体的な検討や相談ができますか?
A. このワークショップは、ご自身の敷地や家など、具体的な条件での家づくりや設計ではなく、家づくりに一般的に必要な視点や知識を得ることを目的としています。そのため、架空の敷地を設定して取り組みます。全4回を通して得られるそれらは、ご自身の敷地や家でも応用できる内容になっていますので、その後の家づくりにぞれぞれで活かしてもらえたらと思います。
主催:WHAT MUSEUM
企画:建築倉庫