諏訪敦 きみはうつくしい
現代日本の絵画におけるリアリズムを牽引する画家・諏訪敦の約3年ぶりとなる大規模個展。
ヌードと頭蓋骨を組み合わせた初期の傑作、遺族からの依頼で描いた亡き人々の肖像画、自身の家族を見つめたシリーズに加え、新作の静物画や肖像画など、初出展作品39点を含む82点を展示。展示室を5つのテーマに分け、諏訪の画業の変遷を多角的に紹介します。
Overview
開催概要
- 展覧会名
諏訪敦|きみはうつくしい
- 会期
2025年9月11日(木)~2026年3月1日(日)
- 会場
WHAT MUSEUM
(〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)- 開館時間
11:00~18:00(最終入館17:00)
- 休館日
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- 月曜日
※祝日の場合、翌日火曜日は休館となります。 - 2025年12月29日(月)~2026年1月3日(土)
※2026年1月5日(月)は開館いたします。
- 月曜日
- 入場料
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一般 1,500円/大学生・専門学校生 800円/高校生以下 無料
- チケットはオンラインにて事前購入可能、当館受付にて当日券も販売しております。
- オンラインチケットは毎月第一火曜日に発売予定です。
- ご案内
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- 本展には一部、裸像を含む作品が展示されています。入場に際して、事前にご了承いただきますようお願いいたします。
- 招待チケット・招待状をお持ちの方、障がい者手帳をお持ちの方と介助者の方(1名様まで)は無料でご入場いただけます。
- 招待チケット・招待状をお持ちの方は、ご入館の際にご提示ください。
- 障がい者手帳をお持ちの方とその付添者1名は、ご入館の際、障がい者手帳等をご提示ください。
- 学生の方は、ご入館の際、学生証をご提示ください。
展示概要
コロナ禍にはじまったアトリエでの内省と孤立、戦争や災害で揺らぐ外界をよそに、母を介護し看取るまでの静かな日々の中で、「人間を描きたいという気持ちを徐々に失っていった」と語る諏訪。本展は稀代の肖像画家が再び人間を描けるようになるまでの克服の過程を開示するドキュメンタリーであり、精緻な眼と指を持つ故に「見ること、描くこと」を己に厳しく問い続けてきた諏訪の、現在進行形の思索と創造をご紹介します。



諏訪敦すわ あつし
Profile
画家。1967年、北海道生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了。
1994年に文化庁芸術家派遣在外研修員としてスペインに滞在。
1995年にスペインの第5回バルセロ財団主催 国際絵画コンクールにて大賞受賞。
2018年より武蔵野美術大学造形学部油絵学科教授。
主な展覧会に「諏訪敦絵画作品展 どうせなにもみえない」(諏訪市美術館、2011年)、「諏訪敦 HARBIN 1945 WINTER」(成山画廊、2016年)、「諏訪敦 眼窩裏の火事」(府中市美術館、2022年)ほか。
Open
Highlight
見どころ
#1
最新作の大作「汀にて」をはじめとする、
初出展作品39点を公開
初出展作品
病床の母親を描いた肖像画、神話や古典文学に関連する静物画など、コロナ禍でモデルを使った対面の制作ができなくなった諏訪が、自宅アトリエで進めてきた新作を含む、初出展作品39点を公開。本展のメインビジュアルを飾る大作「汀にて」は、その静物画研究の集大成です。同作に至るまでの諏訪の画業の変遷と合わせてお楽しみください。



#2
藤野可織の小説と
諏訪敦の絵画のコラボレーション
芥川賞作家の藤野可織が、静物画の制作に没頭する諏訪のアトリエを度々訪問し、その絵の印象をもとに短編小説を書き下ろしました。小説「さよなら」は、ハンドアウトに印刷して全ての来場者に配布します。諏訪が「死んで静まっているもの」と語る静物画たちがどんな物語となるのか、絵画と文芸のコラボレーションをお楽しみください。
藤野可織ふじの かおり
Profile
小説家。2006年「いやしい鳥」で第103回⽂學界新人賞(「いやしい鳥」河出⽂庫)、2013年「爪と目」で第149回芥川龍之介賞(「爪と目」新潮⽂庫)、2014年「おはなしして子ちゃん」(講談社⽂庫)で第2回フラウ⽂芸大賞を受賞。近作に「来世の記憶」(KADOKAWA)、「ピエタとトランジ」(講談社⽂庫)、「青木きららのちょっとした冒険」(講談社)など。
Open

#3
アトリエでの制作風景を記録した
ドキュメンタリー映像
ドキュメンタリー
最新作「汀にて」の制作過程に密着し、記録したドキュメンタリー映像を上映します。さまざまな画材、モチーフ、書籍に囲まれたアトリエの風景や、諏訪の緻密な作画プロセスを美しい映像でご覧いただけます。
監修:宮本武典/撮影:河本彰

Contents
展示構成
Chapter1
どうせなにもみえない
謎めいた最新作「汀にて」を紐解く本展のプロローグです。花、果物、豆腐など脆く壊れやすいモチーフや、清廉な印象の水や光、若者や獣たちの瑞々しい肉体が驚くべき緻密さで描かれています。

Photo by Keizo KIOKU


Chapter2
喪失を描く
本章で展開する肖像画の多くは、諏訪の絵筆が絵画空間に呼び出した亡き人々の姿です。2008年に海外で事故死した女性の肖像画の制作依頼をきっかけに、諏訪は“絵画を通して死後の人に出会う”という特異なスタイルを確立させました。


Chapter3
横たえる
本章で描かれている人々は、すべて諏訪自身の家族です。亡くなった父親のデスマスクを描いた体験、その父が手記に遺した祖母の存在が、諏訪のリアリズムを新たな領域に導きました。本展では2024年12月に看取った母親を描いた作品が、家族史のシリーズとして新たに加わっています。

Photo by Keizo KIOKU


Chapter4
語り出さないのか
コロナ禍で、自宅にこもり母親の介護と静物画研究に没頭する日々を過ごした諏訪。Chapter4では本展のために書き下ろした“食物穀物起源神話”に関連する静物画と、そのモチーフとなった品々が並んでいます。



Chapter5
汀にて
構想から1年をかけて自宅のアトリエで制作された大作「汀にて」。そのモチーフは、骨格標本に諏訪が自ら石膏と外壁用充填材で肉付けして作った等身大の人型(ひとがた)です。絵画、人型、ドローイングで構成されています。本作は“九相図”の形式に倣いながらも、死から生へと向かう逆回しのような手順で描かれています。


Audio Guide
音声ガイド
「WHAT MUSEUM公式アプリ」をダウンロードいただくと、音声ガイドを無料でご利用いただけます。本展では、俳優の門脇麦氏が音声ガイド日本語ナビゲーターを務めます。展示作品の解説や展覧会の見どころを分かりやすくお伝えします。

門脇かどわき麦むぎ
Profile
2011年にデビュー後、2015年に第88回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞を受賞。
その後、エランドール賞新人賞、ブルーリボン賞主演女優賞、ヨコハマ映画祭主演女優賞し、映画、ドラマ、舞台とジャンルを問わずに活躍中。
近年の主な作品に映画「ほつれる」「あのこは貴族」、ドラマ「厨房のありす」「ながたんと青と―いちかの料理帖―」「秘密~THE TOP SECRET~」、舞台「未来少年コナン」「陽気な幽霊」がある。
Open
Goods
関連グッズ
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ポストカード
各種 220円(税込)
Event&News
イベント・お知らせ
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Event
開催日:2026.02.21
キュレーター・宮本武典による「諏訪敦|きみはうつくしい」 ギャラリートーク
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開催日:2026.01.18
悲哀に美を感じるとき 石津智弘×諏訪敦
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開催日:2025.11.29
不死と絵画とわたしたち 藤野可織×赤坂憲雄×諏訪敦
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開催日:2025.11.22
公式図録「諏訪敦 きみはうつくしい」先行販売
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開催日:2025.10.13
「汀にて」が問いかけるもの~流れていくモノとしての絵画~ 山田五郎×諏訪敦
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開催日:2025.09.28
「ゾンビ化する社会」で絵画を考える 中野信子×諏訪敦
Access
アクセス
WHAT MUSEUM
東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号
東京モノレール
東京臨海高速鉄道
JR品川駅
- 主催
- WHAT MUSEUM
- 企画
- WHAT MUSEUM、
宮本武典 (東京藝術大学准教授) - 特別協力
- 藤野可織
- 協力
- 成山画廊
- 後援
- 品川区、
品川区教育委員会