「諏訪敦|きみはうつくしい」ギャラリートーク
「諏訪敦|きみはうつくしい」の展示構成を手がける宮本武典によるギャラリートークを行います。展示作品について、ツアー形式で解説します。
《「諏訪敦|きみはうつくしい」について》
現代日本の絵画におけるリアリズムを牽引する画家、諏訪敦。
卓越した描画技術で対象に肉薄する諏訪の作品は、徹底した取材に裏付けられ、近年では戦争で亡くなった人々や、神話や古典文学の登場人物など、不可視な存在を描くリサーチプロジェクト型の絵画制作が高く評価されています。
本展は、最新の大型絵画「汀にて」を中心に、そこに至るまでの画家のクロニクルを、過去の主な作品群とともに物語っていきます。
コロナ禍にはじまったアトリエでの内省と孤立、戦争や災害で揺らぐ外界をよそに、母を介護し看取るまでの静かな日々の中で、「人間を描きたいという気持ちを徐々に失っていった」と語る諏訪。
本展は、稀代の肖像画家が再び人間を描けるようになるまでの克服の過程を開示するドキュメンタリーであり、精緻な眼と指を持つ故に「見ること、描くこと」を己に厳しく問い続けてきた諏訪の、現在進行形の思索と創造を紹介する展覧会です。
【日時】
2025年10月25日(土)、12月20日(土)、2026年2月21日(土)
各日14:00〜15:20
【参加費】
無料※先着順
*イベントの参加には、WHAT MUSEUMの入場券が必要です。
チケットページからギャラリートーク開催日のチケットをご購入ください。
【定員】
30名
【参加方法】
開始時間5分前までに受付をお済ませいただき、
お時間になりましたら展覧会エントランスにお集まりください。
【会場】
WHAT MUSEUM
(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫G号)
【宮本武典(みやもと たけのり)プロフィール】
キュレーター。東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻准教授。
アーツ前橋チーフキュレーター。
1974年奈良生まれ。キュレーションした主な展覧会に「石川直樹 異人 the stranger」(2012)、「隈研吾 石と木の超建築」(2020)、「new born 荒井良二」(2023~)、「山縣良和 ここに いても いい」(2024)などがある。
現在、アーツ前橋で2026年1月開幕の「向井山朋子 Act of Fire」をキュレーション中。
「山形ビエンナーレ」など芸術祭の立ち上げも手がけており、前橋国際芸術祭2026プログラムディレクターに就任。
※当日の様子をスタッフが記録撮影させていただく場合がございます。
またSNSなどの広報で利用がございます。予めご了承ください。