WHAT

公開制作:能條雅由
「うつろいに身をゆだねて」

2023年4月28日—2023年8月27日

【展覧会概要】

本展では、展示室を公開制作スペースとし、作家の新作を展示した空間に作家が通い、新たな作品を制作していきます。第1弾は、自然現象からインスピレーションを受け、作品の中に偶然性や現象的要素を取り込みながら多様な視覚体験を生み出す試みをしている能條雅由氏をお迎えします。今回の公開制作では、作家が新たに取り組んでいる樹々の年輪や細胞の蠢きを思わせる「Links」シリーズを制作、箔を用いた代表作「Mirage」シリーズの新作もあわせて展示します。また、本展のために撮影した作家へのインタビューや作品の制作プロセスを記録した映像を通して、作家の思考や制作方法に迫ります。

WHAT MUSEUMは、公開制作という作家と直接的な接点が生まれる場を提供することで、来館者が普段目にすることのない作品が生まれるプロセスに立ち会い、作家の思考や作品への深い理解といった新たな発見を得る機会を創出します。また作家にとっても、通常とは異なる環境と空間に身を置き、来館者とコミュニケーションを取りながら制作することで、新たな作品を生み出すきっかけになることを願います。来館するたびに、時とともに移り変わっていく作品の姿を鑑賞いただき、ここでしか出会えない作品と作家とのコミュニケーションをお楽しみいただけます。当館では、多彩な作家たちをみなさまにご紹介するため、今後も公開制作を開催していく予定です。

 


【作家滞在日程】(予定)

4月29日(土)
5月3日(水)、6日(土)、10日(水)、13日(土)、17日(水)、20日(土)、24日(水)、27日(土)、31日(水)
6月3日(土)、7日(水)、10日(土)、14日(水)、17日(土)、21日(水)、24日(土)、28日(水)
7月5日(水)、7日(金)

※滞在時間は各日13:00から17:00までです
※滞在日程は変更になる可能性があります。最新情報はWHAT MUSEUM公式SNSよりご確認ください
※作品の完成は7月上旬を予定しており、それ以降は完成した作品をご覧いただけます

 

 


【能條雅由(のうじょう まさよし)氏について】
作家プロフィールはこちら

1989年生まれ、2015年に京都芸術大学(旧:京都造形芸術大学)大学院修士課程を日本画専攻で修了。コンテンポラリーな表現と日本美術の美学を融合した独自の表現方法で、人々の記憶や時の流れといったテーマを追求。大学在学中、社会における記憶(集合的記憶)に興味を持ち、様々なメディウムや技法でその追求を行ってきた。また、創作から恣意性を取り去るために、写真を取り入れたミクストメディアによる表現方法として、記憶のイメージを構成する最小単位としての色とフォルムを写真から抽出し作品に反映させている。撮影した写真を分解・再構築し、銀箔の表現に落とし込むことによって、写真は持っていた事実性や具体性をなくし、誰もが何処かで見たことがあるようなぼんやりとした印象を作品に与える。このような独特な方法でつくられた作品は、鑑賞者の深くにある記憶と結びつき、心の中に“ある既視感”を生む。(YUKIKO MIZUTANI)

 

 


 

▼同時開催

WHAT MUSEUM1階SPACE1および2階にて、高橋龍太郎コレクション「ART de チャチャチャ −日本現代アートのDNAを探る−」展を開催します。

 


会期
2023年4月28日㊎ー2023年8月27日㊐
会場
WHAT MUSEUM SPACE 2
(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10 寺⽥倉庫G号)
開館時間
㊋—㊐ 11時 — 18 時(最終入館 17 時)
㊊休館(祝日の場合、翌㊋休館)
入場料
一般
1,500円
大学生/専門学校生
800円
高校生以下
無料
WHAT MUSEUM PASSPORT
2,000円

オンラインチケット制

  • 招待チケット・招待状、高校生以下、障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名様までは無料でご入場いただけます。
  • 招待チケット・招待状をお持ちの方は、ご入館の際にご掲示ください。
  • 障がい者手帳をお持ちの方とその付添者1名は、ご入館の際、障がい者手帳等をご掲示ください。
  • 学生の方は、ご入館の際、学生証をご掲示ください。

※同時開催の展覧会観覧料を含む
※本展会期中に何度でも入場できるパスポートを販売
WHAT MUSEUM PASSPORT 2,000円
※会期中、当ミュージアム内にある「建築倉庫」では、建築家や設計事務所からお預かりした600点以上の建築模型を保管しており、その一部をご鑑賞いただけます。
料金:建築倉庫 入館料 700円、セットチケット(本展入場料+建築倉庫入館料)2,000円ほか

<オンラインチケットの予約方法>
本展の鑑賞をご希望の場合はこちらから「展覧会チケット」または、「建築倉庫+展覧会チケット」をご予約ください。
*チケットは1時間ごとの日時指定となります。


主催・企画:WHAT MUSEUM
特別協力:マルニ額縁画材店
企画運営協力:アートマネジメントオフィス アホイ!
協力:丸尾隆一
グラフィック:氏デザイン


 
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